Against a creativity: 個展を終えて。

個展の準備から展示会、その後の気持ちの整理をつけて
昨日東京から戻りました。

自分の今後の目標を新たに考えながら、
荒々しい日々から少し遠ざかっていました。

今日は今日、明日は明日。その日を全力で、こうやって作って
感じる事、想う事、理想の景色に辿り着ける様。

洋服を作り、それを残していく事。
単純な事の様に思えるかもしれないけれど、
それは以外と簡単ではなくて、イメージの中では完成されていても、
現実とのギャップが激しく落胆する事も多々あります。

僕の場合、一枚の絵の様な「固定概念」があってそこに毎シーズン
自分の中にある色を付けて、
綺麗に汚していく様な作業をしています。

今回の13春夏のコレクションは映画が主題になっていて、
「The shining」という題名がついているのもそのためです。

想いが人間の心を覆っていきます。
黒い膿に覆われていく様に、
雪も黒く染まって、白から黒へ変わる。
逃げ場のないChaoticな渦は飛沫にも現れています。

「壊れやすいもの程、激しくて、美しいもの程、毒がある。だから破壊していく。」

今月はパリ展があるので、今日はその準備におわれていましたが、

来月はまた東京です。

[The shining より]